パキシルの服用は中性脂肪が増える?

パキシルの服用は中性脂肪が増える?副作用がある?

パキシルの服用と中性脂肪

 

パキシルの服用によって中性脂肪は増加するのでしょうか。パキシルは抗うつ剤の一種で、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類されます。

 

比較的安全性の高い抗うつ剤と言われるパキシルですが、中性脂肪値が異常に増加したという、患者からの訴えが多い薬でもあります。

 

それではなぜ、パキシルを服用すると、中性脂肪が増えるのでしょうか。そして、パキシルの服用中、高中性脂肪と診断されたときには、どのように改善していけばいいのでしょうか。パキシルと中性脂肪の関係について考えてみましょう。

 

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中性脂肪が増えることの危険性

 

中性脂肪とは、人間が活動する際のエネルギー源となる物質です。別の言い方をすると「贅肉」「皮下脂肪」のことで、使い切れずに余ったエネルギーが蓄えられたものです。中性脂肪が異常値になることの危険性として、主に次のようなものが挙げられます。

 

中性脂肪は血管にくっついて、血液の流れを阻害します。これが動脈硬化の原因となり、結果として心筋梗塞や脳卒中などの、脳血管障害を引き起こすことになります。

 

また、肝臓の働きによって中性脂肪の量はコントロールされています。そのため中性脂肪が多くなると、脂肪肝になってしまい、肝臓の機能が低下して、肝硬変や肝臓ガンになりやすくなってしまうのです。

 

パキシルの効用と副作用について

 

 

パキシルは、うつ病、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、PTSDなどに効果のある薬です。主な副作用としては、眠気、吐き気、めまい、頭痛、便秘、口の渇き、食欲不振などが挙げられています。

 

しかし、2008年10月、パキシルの発売元であるグラクソ・スミスクライン社により、副作用として体重増加が付け加えられました。高コレステロール・高中性脂肪も明記されています。

 

パキシルの副作用による高中性脂肪の、考えられる主な原因は、代謝の抑制作用です。抗うつ剤によって気持ちが落ち着くことで、同時に代謝を抑制させてしまい、脂肪が燃焼しにくくなってしまうのです。

 

また、抗ヒスタミン作用も、僅かながら一役買っている可能性があります。これは食欲を増進させる作用です。これらは抗うつ剤全般について言えることでもあります。

 

高中性脂肪の改善

 

パキシル副作用と食事

 

まず、生活習慣を見直してみましょう。

  • 偏食の傾向はありませんか?
  • 暴飲暴食をしていませんか?
  • 規則正しい時間に食事をしていますか?

中性脂肪を減らしたいとき、パキシルを服用しながらの食事制限は決して簡単なことではありません。代謝抑制作用により、パキシルの服用前と同じ量を食べていても、太ってしまうということもあります。

 

ここで必要となって来るのが、代謝を良くすること、つまり運動することです。ウォーキングや水泳などの有酸素運動は、正しい知識を持ち、無理のない範囲で継続することによって、少しずつでも確実に中性脂肪を減らすことができます。

 

また、薬による副作用には、個人差が大きく影響します。もしパキシルを服用して高中性脂肪と診断されたときは、医師に相談して薬を変えることも考えてみましょう。薬による体重増加は、その薬をやめると徐々に改善されるケースが少なくありません。

 

そして何より大切なことは、副作用について、少しでも気にかかることがある場合には、必ず医師に相談することです。安易な自己判断での減薬・断薬は非常に危険です。絶対にやめましょう。

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